XYダブル 〜ファーストインプレッション〜

ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4
ユキノオー ユキノオナイト 吹雪 ウッドハンマー 氷のつぶて まもる
ガブリアス 拘り鉢巻き ドラゴンクロー 地震 ストーンエッジ 炎の牙
トゲキッス 拘りスカーフ エアスラッシュ 大文字 この指とまれ お先にどうぞ
ウオッシュロトム 拘り眼鏡 10万ボルト 放電 ハイドロポンプ トリック
ムシャーナ オボンの実 サイコキネシス リフレクター 手助け トリックルーム
ドサイドン 命の珠 地震 ストーンエッジ 剣の舞 まもる

※11/7微妙に追記

突貫ながらレート1900に乗せられたので、XYダブルレート環境についての雑感記事。おまけ程度の使用構築。
勝率7割5分強(48勝15敗)で上記レートに乗ったので、連勝云々を除いても、BW環境の1750~1800程度くらいかなという印象。構築は、BW2後期が仕事を含めたリアル環境の所為で、非常にフラストレーションの溜まるラストだったのもあり、とにかく早く対戦したいと、ざざーっと組み上げた。高火力でがっつんがっつん殴っていくのは、今回レートの制限時間が短くなった点にはマッチしていると思います。
キッスガルーラの先発に決め打ちの勝ち方しかできず、想定外は全敗し兼ねない構築の為解散。

→意外にそんなことはなかったので、そのまま使い続けていたら11/7時点で120戦程度でレーティング2021 一時的に1位まで上げる事が出来ました。
クレセリアや霊獣含むボルトランドが流入してきていない環境であり、XYの長い環境で見ればごく僅かな時間しか行われない試験期間の様な物ではありますが、それでも初めての事なので、素直に嬉しいです。


●雑感
早速60戦ほど対戦してみた雑感としては、

バンギラスガブリアストゲキッスorファイアロー・水ロトム この4体を支点に、残り2匹の枠をチューニングした様なパーティがレート1600後半以降から非常に多かった印象を受ける。特に1枠はメガガルーラorメガクチートの採用率が高め。
トゲキッス+ガルーラでガツガツ削ってくるパターン、ロトムが鬼火を撒いてバンギラスの処理速度を遅くしてファイアローで締めるパターン、ガルーラファイアロー見たいな並びで有利対面なら猫だまし+ブレイブバード、不利対面でもとんぼ返りで回してから高種族値で締めるパターンみたいな、色々な立ち回りが出来、高火力と定数ダメージを両立している様なパーティで単純に相手取るのしんどかった。


・やはり新要素のメガ進化ポケモンを1匹は手持ちに加えている方が大半である。体感的には、メガガルーラ>>使用率3倍くらいの壁>>>メガクチート>>使用率2倍くらいの壁>>>メガユキノオー、メガリザードンY辺りがよく見られた。(対戦数が少ない為、このあたりは参考にはできない)
メガガルーラメガクチート以外のメガポケモンの数がぐっと減り、若干クチートの比率が上がった感じ。

・ガルーラの火力は事前に計算して無かった事もあって、非常に驚いた。猫だまし+一致技で大半の等倍ポケモンは落とされる。このパーティだとロトムが猫だましでなんと50強削られてしまうくらいの火力。そりゃ恩返しで落ちる。
この指とまれで猫だましを吸えなくなった事で、此方のパーティ構成も相まって異常に強く感じた。組み合わせで出て来るような隣はトゲキッスが多め。ニャオニクスがそれに次ぐくらい。前者はこの指とまれ。後者は甘える等で物理方面をシャットアウトしてくる。あと壁も使えてうっとうしい。
トゲキッスニャオニクスの数が逆転してきた。技構成は威張る 神秘の守り あまえる 光の壁orサイコキネシスみたいのが殆ど。
前作と違い、ファストガードが連発出来るようになったとの事で、それで猫だましを対策する手もあるが択だし、パッと使えるポケモンで思いつくのがカポエラーくらいで、トゲキッスニャオニクスどちらにも相性が悪い。現状対策を取れていないパーティにイージーウィンしやすい並びかつ、最悪トゲキッスで怯ませたり云々できる偶発要素も持ち合わせているので確かに強そうだなーと。
なので、メガガルーラの技を透かせて、尚且つ鬼火を組み込みやすいゴーストタイプの需要はそれなりに上がっているように感じた。(それでもメガ進化前に猫だまし通されるけど)鬼火持ちゲンガーが今のところ非常に多く、フェアリー対策を取りつつ、上から攻撃を通せる為、利便性が高い。


・物理が相対強化に見えて、悪戯甘えるとか鬼火の強化とか、ダブルに置いては横で対策取る事がしやすく実はトントン感。グロスが弱点増えたせいで物理弱体化まである(極論)
ちなみに鬼火対策で、ニャオニクス等悪戯ポケモンは神秘の守りを持っている事が非常に多かった。ロトムを先発で出すと鬼火をあからさまに警戒され、意識のズレが上手い方向に作用する事が多かった。
今のところは5世代と変わらず、積みや手助け等でゲームエンドに持っていく様なエースポケモンは特殊の方が計算しやすそう。


ファイアローが鬼火が効かないのも相まって非常に中盤以降の制圧力高く、トリックルーム下で動かすエースはそれらを半減できる場合が多い。あるいは威嚇+壁等で物理方面に関して対策を講じていることが多い。


・雨は上記のファイアローや、ニョロトノがメガ進化の対象とならず、メガユキノオーバンギラスに上書きされてしまう事から、厳しいのではないかと予想されていたが、高レート(1700台2人:1800台1人:1900台1人)の方は雨パーティを組まれており、まだまだ一線級で戦えるのだと感じた。
雨乞いを持たせることでメガ進化より遅く天候を変えられるので、もしかしたら誘って手動で切り替えるのかもしれない。残念ながら、上記4試合ではニョロトノの技をどのパーティでもハイドロポンプor熱湯以外確認する事が出来なかった。


・云々言ってもやはり時間が短く、初めて回すパーティで、動かし方を考えてしまうと、知らない間に技選択が決定されてしまう^−;


・思ったよりマリルリはいない。シングル向け?



●以下簡易にパーティ解説。
1:6世代要素として、メガユキノオーを使おうと思った所から構築のスタート。メガユキノオーは耐久が大きく向上し、不一致炎タイプの攻撃や、ハッサムバレットパンチをある程度余裕を持って耐えるようになる。素早さはトリパ向きだが、従来の氷のジュエルや珠ノオーの様に補佐する必要がある程度薄れたため、ガチガチのトリパよりも、状況に応じてトリックルームを使うようなパーティに意外にマッチしていると考えた。
2:トリックルーム後に出来るだけ吹雪で縛れる範囲を増やすために、事前に全体攻撃+拘りで1撃のダメージを増やして削る事を意識した。
トリックルーム要因はその様な全体攻撃に対処できるようにムシャーナを選択。重力催眠等も霰が5ターンで切れる事や、削りきれず、範囲のせまめな氷+草をカバーする為に魅力的だが、12月まで使用不可の為、リフレクターで物理方面のカバーをする事とした。
3:ムシャーナユキノオーの時点でバンギラスファイアローが非常に厳しい。取り巻きはこれらに強いポケモンを採用する+範囲技と拘りアイテムを持たせやすいポケモンを考え、ガブリアスロトムを採用した。バンギラス耐性がありながら、放電の自軍の受け先にもなれる。
4:トリパ展開が出来なくてもユキノオーの選出や、高火力の押し付けで打ち合えるようにトゲキッスを採用。この指とまれが基本だが、相方が動ければ倒せる状況で、尚且つトゲキッスも削られたくない、という場面も必ずあると考え、お先にどうぞと選択が出来る様にした。

ユキノオー@ユキノオナイト
197-113-95-157-105-58(非理想個体)

吹雪/ウッドハンマー/氷のつぶて/まもる
これだけ対戦してるのに一回も相手を凍らせることが出来なかった。
メガ進化後の耐久が非常に頼もしい。地味ーにロトムガブリアスのメイン拘り技の放電、地震ともに半減で、撒き込み攻撃も視野に入れながら動ける辺りもパーティにマッチしていた。
リザードンYもそうだが、鬼火をばら撒いたりファイアローを止めたり、何かと厄介なウオッシュロトムを一撃で倒せる要素があるのが現状有用。
→トリパ展開以外で出す場合も非常に多かった。敢えて振り方を変えるなら、メガガルーラの猫だまし+恩返しを耐える様に調整すると使いやすいかもしれない。
ガブリアス@拘り鉢巻
183-182-116-XX-105-169

ドラゴンクロー/じしん/ストーンエッジ/炎の牙
パーティの苦手要素を潰す要。
トゲキッスハッサムナットレイを誘いながら倒すことが出来る為、非常に強かった。
特性はサメ肌。ガルーラの削りに役立つことが多く、砂隠れも魅力的ですが、このままでよさそう。
→状況次第ではロトムと並べて放電地震を打つことでこのパーティで大変苦手なハッサムを、炎の牙で拘らずとも一方的に倒せるので、大事に扱います。
技の使用頻度は地震>>>>ドラクロ>炎の牙>>>>ストーンエッジ。放電とのシナジー考えて変更するならストーンエッジを岩雪崩。
トゲキッス@拘りスカーフ
191-XX-112-140-137-145(非理想個体)

エアスラッシュ/大文字/この指とまれ/おさきにどうぞ
エアスラ適当に打ってるだけでも強い。マジカルシャインは中途半端な印象を受け、きっちりハッサム倒せる方にシフトするため大文字。
鉢巻ハッサムもかなり見る印象なので、なるだけガブリかロトムで削りきりたいところ。
虫食いも未解禁の様なので、サイクル回し易い鉢巻蜻蛉はダブルでも強そうだなと食らってて感じました()
→図太いで鉢巻ハッサムバレット確定耐えスカーフでもいいかもしれない。
ウオッシュロトム@拘り眼鏡
155-XX-129-165-128-114

ハイドロポンプ/10万ボルト/放電/トリック
間違いなくパーティMVP。放電麻痺も美味いし、高速パーティにはトリル貼ってトリル下で手助け放電や、耐久値高いポケモンも手助けハイドロポンプで持っていく等、パーティの潤滑剤。
ムシャーナ@オボンのみ
223-XX-121-127-145-30

サイコキネシス/リフレクター/手助け/トリックルーム
放電や地震の受け先。初手でロトムと並ばせることが多く、手助け放電等でロトムを無視できない存在にして早急にエースを出させるような動きを心がける。リフレクターを張れば、クチートやガルーラの攻撃を抜群で受けるポケモンでも辛うじて耐える事が出来る為、威嚇のいないこのパーティでは意外に使用頻度は高かった。
ドサイドン@命の珠
207-210-150-XX-92-40

地震 岩雪崩 剣の舞 まもる
威嚇持ちや交換を誘発しやすいポケモンの為、みがわりと悩んだが、試験的に剣の舞を採用してみた。
チキってぶっちゃけ打てないけど打てた試合は大体勝てた。
ニャオニクスガルーラの甘えるがきつすぎて、トリル下でも全然押し負けるので、特殊エースにした方が無難だったかもしれない。




基本選出は通常時はロトムガブリorキッスガブリ 後発ユキノオーロトムorユキノオーキッス
キッスガルーラはほぼロトムに猫だまししてくるから、ストーンエッジでキッスワンキルして、後はなんとかする。兎に角キッス処理する事が肝要。
ムシャーナロトムで最初対処しようと思っていたのですが、ムシャーナにエアスラ連打されると詰みます。
トリパ時はムシャーナロトム 後発ドサイノオーが多め。

詰め込むだけ詰め込んだら鋼も格闘もげろげろだったけど、やられる前にやる。