真皇杯ラストチャレンジ及び本戦使用構築
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
カバルドン | ゴツゴツメット | 地震 | ステルスロック | あくび | 怠ける | ファイナルラウンド及び本戦はステルスロック→ストーンエッジ |
化身ボルトロス | オボンのみ | ボルトチェンジ | 目覚めるパワー氷 | 焼き尽くす | 電磁波 | |
バシャーモ | バシャーモナイト | 飛び膝蹴り | フレアドライブ | 剣の舞 | 守る | |
マンムー | 拘りスカーフ | 氷柱針 | 地震 | ストーンエッジ | 馬鹿力 | 厚い脂肪 |
ゲンガー | ゲンガナイト | 祟り目 | ヘドロ爆弾 | 鬼火 | 身代わり | |
ジャローダ | ラムのみ | リーフストーム | 目覚めるパワー氷 | 挑発 | 蛇睨み | あまのじゃく |
3/28~29 東京にて行われた非公式シングルバトル全国大会「真皇杯」最終予選ラストチャレンジ及び、本戦に参加しました。
28日、10人1組の1次リーグは8勝1敗にて1位抜け、6人1組の2次リーグでは3勝2敗でのリーグ完全三つ巴をじゃんけんで1位抜け、
翌29日、5人1組のファイナルラウンドを3勝1敗で突破し、絶対に成し遂げたかった、昨年のカロスダブルでの非公式全国大会「バトルロードグロリア」に引き続く目標の連続本戦出場を果たしましたが、本戦では力尽き、敢え無く予選敗退となってしまいました。(0−5だよマジで超悔しい)
導入から好調だったXYとは違い、ORASは個体調達関係もあって入りも遅く、環境把握関連、知識も不足がちで、特にシングルは環境の回りが早く対応するのに苦難の日々が続いておりましたが、もちろん悔しい思いはあるものの最後の最後に一矢は報いれたのかなと思います。
会場は放送関連の充実や、増田氏も見え、運営、スタッフの方々の段取りや渉外活動の力の入れ様から当日の仕事に至るまで大きな熱を感じる素晴らしいものでした。
年齢層も幅がある中、全国の方々をまとめ、本大会に尽力して頂いた方々には改めて頭が下がる思いです。本当にありがとうございました。
是非是非この様な企画が続く事を期待し、更に更に欲を言うならもう一度本戦に対戦参加者としてリベンジで勝ち上がれる事を今から楽しみにしていますヽ(^o^)丿
構築についてですが、コンセプトと言ったコンセプトはありませんが、メガポケモンと一般ポケモン関係なく、場を整える(相手を削って過労させる事も含む)にもそこからの全抜きでも運用しやすいポケモンで固め、(ボルトジャローダゲンガーで麻痺撒きからの祟り目による抜きや、バシャーモでジャローダが苦手なポケモンを過労させてからリーフストームで抜いて行く等)決まったエースを持ちません。
メガ枠のゲンガーとバシャーモは性能を大きくメガストーンに依存しているわけでは無いので、選出パターンに2匹が同居できるのもグッド。
以下解説
■個別解説
カバルドン@ゴツゴツメット
210-132-187-XX-92-73
地震 ステルスロック(ラスチャレファイナルラウンド及び本戦はストーンエッジ) 欠伸 怠ける
他のポケモンの負担を減らす物理受け。
流行(をちょっと過ぎたのかはわからないが)のHAベースガルーラはグロウパンチ+冷凍パンチでカバルドンを突破しつつ倒してくるが、言い換えれば少しでも削れていればグロウパンチ程度の少ないダメージを負う程度でガルーラ側に「カバルドンを突破してガルーラを切るか」、「ゴツゴツメット2回分の蓄積を入れられて引っ込めるか」の2択を迫れる為、依然ガルーラに対しては強いポケモンであると考えています。
後述の図太いボルトロスと基本的に絡んでボルトチェンジの蓄積で上記の展開に持っていく。
HAベースであればボルトロス側が抜いて上記の流れ、ASベースであればHP満タンで対峙する為冷凍パンチは耐える率の方が高い。
上記の目的を達成するために基本的にHBに振り切るべきだが、パーティ全体がクチートに対して余り強く出られないので、先制できる確率を上げるために若干Sに。
完全にただの雑談ですが、元々本構築はボルトカバルドンスカーフガブリアスから組み始める事で、ボルトガルーラガブリアスの様なシングル最高峰の崩す力を持つ基本選出を逆に崩せるんじゃないかなーと考えていました。
しかしながら良く良くフローを考えると、初手ボルトロスと対面してしまった際に、特に珠ボルトであった場合に
1・ボルトチェンジ 相手10万ボルトなど
2・スカーフガブリアス 「相手ガブリアスを切る」
3・スカーフガブリアス メガガルーラ 逆鱗とサメ肌2回分のダメージ、ガブリアス落ちる
4・カバルドン メガガルーラ メガガルーラ突破
5・ボルトロスの草結び!10万ボルト! アッアッ・・・アアアアアッ❤;ヽ(^o^)丿 と、2ターン目で敗着してしまう為、早々に構想は崩れ去った。
結局代役に収まったメガバシャーモとの絡みが良く、クチートに強い、欠伸+スリップダメージで相手の手持ちポケモンの情報を引き出せる点が依然強かった為、構築に残留。上記の相手の並びは
・運悪くボルトと対面させられてバシャーモが麻痺らされてもボルトロスを殴り倒したらゲンガーの鬼火→祟り目や、
・HP少ない状態のA上がってないガルーラをジャローダのリーフストームで倒してガブリやボルトもめざ氷で処理していく
・ボルトにマンムー後投げからメガしてないガルーラに氷柱若しくは1点読みで馬鹿力入れる等々、処理できるかもしれない?みたいな完全無理ゲーではない可能性案が出てきたのでもうあきらめて妥協しました。怖くて計算はしていない。
ラストチャレンジ2日目及び本戦は、1日目でジャローダのKPが非常に高い+1次予選でファイアローの個体数が多く、ステロでは羽休めで粘られて結局じり貧の為、偶発で対抗のできるストーンエッジに変更としました。
ボルトロス@オボンのみ
184-XX-132-145-104-???(簡単にとっかえられないので同性格の個体ストックできるまでは言い訳しないように伏せておきますヽ(^o^)丿)
ボルトチェンジ 目覚めるパワー氷 焼き尽くす 電磁波
最高級のクッション。
似た構築相手だとバシャーモやゲンガーは先に出されることで大きなアドバンテージを取られてしまう為、悪戯心電磁波によるリカバリ要素が絶対的に必要でした。
カバルドンとの組み合わせや後攻交代で安全に有利対面を作り出す為にボルトチェンジ、ランドロスやガブリアスに蓄積を入れられる目覚めるパワー氷と来て、
最後にスイクンと打ち合え、カバルドン、マンムーにも大きな蓄積を入れられる草結びか、
ハッサムが激減している中、ナットレイほぼピンポイントの焼き尽くすで迷いましたが、
後述のメガバシャーモがスイクンに対して不利なポケモンでなく、ジャローダがプレッシャーをかけている事と比較すると、ナットレイに対して打点の少なさが気になり、倒しきれなくとも大きく削る事で後ろのゲンガーや、ジャローダもナットレイ入りの構築に対して選出の選択肢に参入しやすくなるメリットが大きいと判断した事から焼き尽くすを選択。
電磁波以外はサンダーの下位互換の様な構成ですが、ナットレイに炎技を入れられる可能性はその分上がると考えています。マンムーはどうせ倒し切れず、襷を削る事が重要な事が殆どの為、草結びがあれば…という対戦は2日間ありませんでした。
バシャーモ@バシャーモナイト
171-188-91-117-92-116→171-232-101-X-102-136
飛び膝蹴り フレアドライブ 剣の舞 守る
ゼフロスさん(http://d.hatena.ne.jp/zehurosu27/20140615/1402845229)の配分を流用。
ボルトロスと組む事で幅広いポケモンと打ち合え、メガゲンガーとメガガルーラの2強に強いと言っていいポケモン。
耐久に大きく割くことでスイクンに対してある程度信頼して対面から舞える。
但し相手の控えにファイアローがいる事が想定される場合は、フレアドライブがある場合じり貧なのは間違いなくこちらサイドになってしまうので、相手の6匹とにらめっこしながら技を想定し、じゃんけん択になるが、飛び膝蹴りから入る事で羽休めを強いてボルトロス無償降臨させてボルトチェンジを一貫させる事を考えなければならないです。
マンムー@拘りスカーフ
186-182-100-XX-80-145
氷柱針 地震 馬鹿力 ストーンエッジ
辛いポケモン誤魔化し枠。
電磁波で足を止められると辛いポケモンが多く、ジャボ持ちを含めたアタッカー配分のボルトロスに強く出られる1点で採用。
サブウエポンは削れたガルーラを仕留める馬鹿力、
ガブリアスを呼ばないポケモンであり、ウルガモスや偶発対面のファイアロー、特に鬼火ファイアローはマンムーに対して強く出られる為、虚を付け得ると感じた事から最後の枠は叩き落とすではなくストーンエッジを採用しました。今考えると他のポケモンに対して怯みワンチャンのある岩雪崩で良かった。
HPが無振りでも高いステータスを持っている為、何かで削ったファイアローに後出しして反動で倒すみたいな動きも出来、雑に扱っても強いスカーフにして正解でした。
ゲンガー@ゲンガナイト
159-XX-101-198-116-200
祟り目 ヘドロ爆弾 鬼火 身代わり
図太いボルトロスやジャローダと合わせて自身がエースになれるとも、鬼火でバシャーモの剣の舞での抜き耐性のサポートをすることも出来るポケモン。
クレセガルーラに対しては同時選出からクレセリアへの蓄積を見てメガシンカするのを決める様な立ち回りが多いです。
スカーフガブリアスの逆鱗耐えをベースに確保して、更に少し余分にHPに振ったような感じ。こちらもファイアローを重く見ており、ガルーラに大きな負担を強いる気合い玉ではなく、フェアリーやジャローダを倒せるというのも勿論ありますが、HP満タンであれば相打ちレベルに持っていきたいとの考えが強く、ヘドロ爆弾を採用。周りの電磁波と合わせると祟り目、ヘドロ爆弾、鬼火の何れかが全く有効にならない構築というのは殆どなく、広い構築に刺せるポケモンとして非常に優秀でした。
ジャローダ@ラムのみ
164-XX-115-114-115-181
リーフストーム 目覚めるパワー氷 蛇睨み 挑発
ゲンガーと同じような役割、性能をかなりピーキーな感じにした様な感触といえば伝わるでしょうか()
補助と低火力高耐久の相手を崩す役割を同時に担える駒。但しファイアロー入りには出せません。
めざめるパワーはリーフストームの抜き性能を高める為、止まらないように炎や地面、岩を採用する事が多いと思いますが、
掃除、締めをするポケモンは相手次第でカバルドン、ボルトロスを除く4匹から選択しやすい、最低限蛇睨みを入れられればメガポケモンのおぜん立てが出来るという事もあり、範囲を狭めてでもKPの高い並びの中で強く出られる相手に対して尖らせる位尖らせてさらに有利にした方がこの構築ではベストと考え、
ボルトランド、マンムーボーマンダ(+スイクン)というバシャーモが苦手で、ゲンガーもワンサイドを取る事が出来ない強力な並びに対して1体で崩す、あるいは抜ききってしまえる氷としました。
残りはラムと合わせてボルトロス、クレッフィ等悪戯ポケモン、ピクシー絡みや受けループに抵抗のできる挑発を選択。実際1次予選でピクシー入りと2つ対戦し、この個体がガッチリかみ合った事で勝利出来ました。
●感想
ファイアローに弱い構築だからこそファイアローを主眼におきつつ組み上げたものの、尚ファイアローには弱く、択ゲーを制さないと勝てないあたりが構築の限界を感じさせて辛かったです。
20戦強行った結果としてはボルトロス+バシャーモ+1枠が若干多い程度でやはりバランスよく相手に合わせて選出の様な形となり、唯一カバルドンの選出はかなり控えめ。
色々な所でも書きましたが、非常に強いポケモンにはめっぽう強く、崩す力が高い+最低限の仕事が出来る特性や素早さは持ち合わせつつも、バランスが良いとは言い難いポケモンが多く、最初に決めたフロー次第でエースに決めたポケモン以外は割と雑に扱うため、選出勝ち出来ると強気な択から深読み等合わせて早期に相手を崩せた対戦が1次ラウンドでは非常に多かったのが今回の勝因につながったと思っています。
まだまだこの6体になってから日も浅く、練り上げられるのかもしれませんが、ひとまず大きな節目を迎えたという事で一旦お休み。
次はジャパンカップ頑張るぞ〜ヽ(^o^)丿
重ね重ねとなりますが、真皇杯を運営して頂いた皆さん、本当にありがとうございました!
今回も必死に全国大会目指して熱くポケモンが出来て楽しかったです。